求人応募・転職活動AIResume Editorial Team

イタリアの就職・転職ガイド2026:求人サイト、給与ルール、就労許可、労働法

イタリアは製造業、輸出、観光を柱とする欧州の大きな経済圏で、人口は約5,890万人です。雇用は過去最高水準と報じられることが多い一方、就業率は欧州の中では低く、北部と南部で状況が異なります。世界銀行によると、2025年の失業率は6.4%、若年失業率(15〜24歳)は20.5%です。ほとんどの雇用主の業務言語はイタリア語で、英語が通じるのは主に多国籍企業とミラノの一部の求人です。進む道はパスポートによって変わります。EU・EEA市民は登録手続きを行えば働けますが、それ以外の国の市民は、通常、仕事に紐づいた許可が必要です。

イタリアの就職・転職ガイド2026:求人サイト、給与ルール、就労許可、労働法

執筆:AIResume Editorial Team

最終更新日:2026年10月23日

イタリアは製造業、輸出、観光を柱とする欧州の大きな経済圏で、人口は約5,890万人です。雇用は過去最高水準と報じられることが多い一方、就業率は欧州の中では低く、北部と南部で状況が異なります。世界銀行によると、2025年の失業率は6.4%、若年失業率(15〜24歳)は20.5%です。ほとんどの雇用主の業務言語はイタリア語で、英語が通じるのは主に多国籍企業とミラノの一部の求人です。進む道はパスポートによって変わります。EU・EEA市民は登録手続きを行えば働けますが、それ以外の国の市民は、通常、仕事に紐づいた許可が必要です。

このガイドでは、数字で見る経済、求人の探し方、給与ルール、就労許可、労働法、祝日、社会保障、税金、そして雇用主が履歴書に求めるものを取り上げます。なお、海外の就職活動で使われる応募書類(欧米でCurriculum Vitaeと呼ばれるもの)は、日本の履歴書と職務経歴書を合わせたものにあたります。この記事では、これを「履歴書」と呼びます。ほかの国については、公開済みの求人サイトガイド(スペイン、ポルトガル、フランス、スイス、英国、アイルランド)をご覧ください。

編集上の注意: 本記事は実務的な求職ガイドであり、法律・移民・税務に関する助言ではありません。公的機関または一次情報で確認できた数値のみを掲載し、報道や二次的な要約に由来するものは「報道」または「可能性が高い」と明記しています。署名の前に、労働・社会政策省、inPA、内務省、INPS、ISTAT、国税庁(Agenzia delle Entrate)、およびNormattivaの法令本文で詳細をご確認ください。

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数字で見るイタリア経済

イタリアの実質GDP成長率と消費者物価上昇率、2020〜2025年(世界銀行データ)
イタリアの実質GDP成長率と消費者物価上昇率、2020〜2025年(世界銀行データ)
指標2020年2021年2022年2023年2024年2025年
GDP(10億米ドル)1,907.52,179.22,104.12,316.92,383.42,551.6
一人当たりGDP(米ドル)32,09136,85335,65439,28040,43043,309
実質GDP成長率(%)-8.98.94.80.90.80.5
インフレ率(%)-0.11.98.25.61.01.5
人口(百万人)59.4459.1359.0158.9858.9558.92

*出典:世界銀行、World Development Indicators(2026年10月21日閲覧)。*[^1]

世界銀行は、2025年の失業率を6.4%、若年失業率を20.5%、個人送金の受取額をGDPの0.5%としています。[^1] 以下の国内統計は、イタリアの一次情報によるものです。

指標値出典
外国人居住者、2026年1月1日(暫定)556万人、居住者5,894.3万人の9.4%。2025年比で18.8万人(3.5%)増ISTAT[^2]
外国人就業者、2025年約260万人弱、就業者の10.7%労働省、XVI Rapporto、2026年7月14日[^3]
民間従業員の平均年収、2024年EUR 24,486(2023年:EUR 23,662)。農業・家事労働者は含まないINPS[^4]
イタリア在留日本人、2025年10月1日12,067人(長期滞在者5,532人、永住者6,535人)日本の外務省[^5]
欧州中央銀行の参考レート、2026年10月22日EUR 1 = USD 1.1205 = JPY 175.97欧州中央銀行[^6]

ユーロは、2026年10月22日の欧州中央銀行の参考レートであるEUR 1あたりUSD 1.1205で米ドルに換算しています。為替は日々変動するため「約」と表記しています。[^6] INPSの平均EUR 24,486は約USD 27,437にあたります。

求職者にとっての意味: 若年失業率20.5%という数字や、民間従業員だけを対象とした平均給与からは、あなたの業界や都市の状況はほとんど分かりません。期待値を決める前に、自分の分野と地域の求人広告を確認しましょう。

イタリアの求職を一覧表で

イタリアで仕事を探す場所:職業安定所、SIISL、inPA、民間サイト、国際チャネル、人材会社、大学、企業ページ
イタリアで仕事を探す場所:職業安定所、SIISL、inPA、民間サイト、国際チャネル、人材会社、大学、企業ページ
チャネル内容向いている用途制限
Centri per l'Impiego(CPI)とSIISL公共職業安定所と、省の全国求人プラットフォーム失業者登録、公共の求人、雇用主に表示される履歴書ログインにはSPIDまたはCIE(イタリアのデジタルID)が必要。持っていない外国人は地元のCPIに相談(可能性が高い)[^7]
inPA公的機関の単一採用ポータル公共部門の採用試験・ポスト無料だが、デジタルIDでのみ利用可。多くの採用試験でイタリア語が必要[^10]
ClicLavoroとラツィオ州の就労関連ページ省の労働ポータルと州の一例地域のサービスとインターンシップ求人数は確認していません[^12]
InfoJobs、LinkedIn Jobs、Subito Lavoro当方の確認時に読み込めた民間サイト・プラットフォーム幅広い検索とアラート市場シェアの出典が読めなかったため、規模には言及しません[^12]
Indeed、Glassdoor、Bakeca、Jobrapido民間サイト幅広い検索自動チェックをブロックするため読めず、リンクも掲載しません[^12]
EURES、JobsInMilan、The HubEUの労働者移動ポータル、英語・スタートアップ向けサイト英語での仕事、国際的な求人サイトが読み込めることは確認しましたが、現在の求人数は確認していません[^13]
AlmaLaurea、Polimi Career Service、ボッコーニ大学大学コンソーシアムとキャリア支援学生・卒業生学生と卒業生向け。AlmaLaureaは確認時にエラーを返しました[^14]
人材派遣会社下記の節を参照有期の仕事と一部の無期の仕事手数料は絶対に支払わないこと[^18]
企業の採用ページEni、Enel、Generali、Ferreroなど直接応募ページは変わります。個別の求人は確認していません[^15]

求職者にとっての意味: 公共サービスを使うにはSIISLに登録するかCPIに行き、一般的なサイトを2つ選び、自分の立場に合うチャネルを加えてアラートを設定しましょう。この表はランキングではなく、2026年10月23日時点のスナップショットとして扱ってください。

公共職業サービスと公共部門の求人

ANPALはD.L. 75/2023の第3条で廃止され、その機能は労働省に移りました(報道:2024年3月1日、可能性が高い)。[^9] SIISLはD.L. 48/2023の第5条で創設され、省に代わってINPSが運営しています。2024年12月18日にすべての市民と雇用主に開放され、雇用主は求人を掲載でき、本人が許可した履歴書を閲覧できます。[^7] D.L. 62/2026を転換したL. 112/2026が施行された2026年6月28日以降、SIISLの求人には、適用される全国労働協約(CCNL)とそのコード、資格・等級に応じた賃金を明記する必要があります(第7条第6項)。[^8]

inPAは、D.Lgs 165/2001第35-ter条に基づく単一の採用ポータルです。登録は無料で、デジタルIDでのみ可能です。2023年以降、inPAと当該機関自身のサイトに公表すれば、官報(Gazzetta Ufficiale)への掲載は免除されます(第2-bis項)。[^10] PNRRの資金によるGOLプログラムは2026年6月30日まで実施されました。労働省は430万人を支援したと報告しています(可能性が高い。プレスリリースによる)。[^11]

英語のチャネルと国際人材向けのチャネル

EURESはEU市民にイタリアでの生活・就労の情報を提供しており、JobsInMilanとThe Hubは、当方の確認時に読み込めた英語・スタートアップ向けのサイトです。[^13] Eni、Enel、Generali、Ferreroには、読み込めた採用ページがあります。[^15] PolimiやボッコーニなどのCareer Serviceは、新卒者にとって現実的な入口です。[^14] 多国籍企業以外では、イタリア語が求められると考えてください。

人材紹介・人材派遣会社

D.Lgs 276/2003の第11条第1項により、認可または認定を受けた機関は、労働者から直接・間接を問わず手数料を要求したり受け取ったりできません。第2項では、高度に専門的な職種や特定のサービスについて、労働協約で禁止を解除できるとされています。派遣会社による紹介については、第18条第4項で、最長1年の拘禁またはEUR 2,500〜6,000の罰金、および登録からの抹消が定められています。[^18] Albo delle agenzie per il lavoroは労働省が管理しているため、その会社が認可を受けているか確認できます。[^17]

派遣就業は別の仕組みです。D.Lgs 81/2015第35条第1項により、派遣労働者は同一の職務について、派遣先企業の比較可能な従業員と「complessivamente non inferiori」(全体として劣らない)条件を受ける権利があります。[^19] Randstad、Adecco、Manpower、Gi Group、Umana、Openjobmetis、Synergie、Hays、Michael Page、Hunters Groupのサイトは稼働しており、中立的なランキングは見つかりませんでした。[^16] Assolavoroは派遣会社の使用者団体ですが、サイトが自動チェックをブロックします。D.L. 62/2026は「caporalato digitale」(デジタル・カポララート)に対する規定も追加し、プラットフォームが業務を管理する場合の従属性の推定を含みます。[^20]

インターンシップ(tirocini)

カリキュラム外のインターンシップは、L. 92/2012第1条第34〜36項と2017年5月25日の全国ガイドラインに基づき、月額最低EUR 300(総額、約USD 336)と定められています。州が独自の規則と期間の上限を設けています。ラツィオ州はDGR 576/2019により月額総額で最低EUR 800(約USD 896)を求め、標準の上限は6か月、特定のカテゴリーでは12〜24か月を認めています。[^21] ロンバルディア州とカンパニア州はEUR 500と報じられていますが(可能性が高い。州の条文は読み込めませんでした)、お住まいの州で確認してください。

2026年の給与:法定最低賃金はなし

イタリアの2026年の給与:法定最低賃金なし、家事労働レベルAは月額EUR 908.10、民間従業員の平均は年額EUR 24,486
イタリアの2026年の給与:法定最低賃金なし、家事労働レベルAは月額EUR 908.10、民間従業員の平均は年額EUR 24,486

イタリアには一般的な法定最低賃金がありません。2025年の委任法(L. 144/2025)は2026年4月に失効したと報じられています。L. 112/2026で転換されたD.L. 62/2026(「salario giusto」)は、公正な賃金は団体交渉で決まると定めています。第7条により、比較的最も代表的な組織が署名したCCNLの総合的な経済的待遇(*trattamento economico complessivo*)が基準となり、ほかのCCNLはこれを下回れません。この待遇には、固定的な賃金項目、第13・第14の支給分、契約上の福利厚生が含まれ、裁量的または変動的な項目は含まれません。[^8] 給与明細と雇用情報にはCCNLのコードを記載する必要があります(第11条)。[^8] CNELのアーカイブに各協約が掲載されています。[^23]

主要な業種別協約の一次資料の表は読めず、報道の数字も食い違うため、数値は示しません。確認できた唯一の公的な表は、2026年1月1日からの労働省の家事労働の表です。[^22]

最低額または基準EURUSD(1.1205換算)有効期間
家事労働、住み込み、レベルA、月額908.10約1,0182026年1月1日から[^22]
家事労働、住み込み、レベルDS、月額1,474.73約1,6522026年1月1日から[^22]
家事労働、通い、レベルDS、時給9.97約11.172026年1月1日から[^22]
民間従業員の平均年収、2024年24,486約27,437INPS[^4]

ほとんどのCCNLは13回または14回の月額支給を定めています。これは単一の法律ではなく、協約と慣行によるもので、法律はこれをCCNLの総合的な待遇に含めます。[^8] EUブルーカードには、法律上の固定のユーロ額がありません。TUI第27-quater条は、年収がCCNLを下回らず、かつISTATの平均年間総賃金を下回らないことを求めています。2026年の確認済みのユーロ額は見つからなかったため、最新の額は当局に確認してください。[^27]

2026年6月7日から、D.Lgs 96/2026第5条により、応募者には(求人告知で)開始時の賃金または賃金の幅と、適用されるCCNLの規定を示すことが義務づけられています。雇用主は賃金の履歴を尋ねてはいけません。[^24]

求職者にとっての意味: どのCCNLが適用されるか、自分の職務がどの等級にあたるか、月額支給が年に何回あるかを確認しましょう。

EU域外の市民のための就労許可と就労ルート

イタリアで働くルート:EU・EEA登録、decreto flussi、EUブルーカード、デジタルノマド、ワーキングホリデー、留学から就労へ
イタリアで働くルート:EU・EEA登録、decreto flussi、EUブルーカード、デジタルノマド、ワーキングホリデー、留学から就労へ

許可の規則はたびたび変わります。申請前に、内務省とイタリア領事館で最新の条件を確認してください。

ルート対象者主な条件備考
EU・EEA登録EU・EEA加盟国の市民3か月後にComune(市町村)で登録(可能性が高い)手続きは再確認していません。Comuneで確認してください
decreto flussi(年間枠)ルートイタリアに雇用主がいるEU域外の労働者年間枠内での入国と、Sportello Unicoを通じたnulla osta2026年は164,850人の入国[^25]
EUブルーカード高度な資格を持つ労働者賃金がCCNLおよびISTAT平均を下回らないこと。3年制学位または同等の資格、もしくは5年の経験(一部のICT職は3年)枠の対象外。契約期間は6か月以上(通達)[^27]
リモートワーカー(「デジタルノマド」)高度な資格を持つリモートワーカーnulla osta不要。許可は最長1年。健康保険。医療費免除水準の3倍以上の収入。事前に6か月のリモート勤務TUI第27条第1項q-bis。ユーロ額は固定されていないため示しません[^28]
ワーキングホリデー(日本)18〜30歳の日本国籍者下記参照イタリアの開始年は2026年、上限500人[^32]
留学から就労へ留学生週20時間(年1,040時間)まで。留学から就労への転換枠はD.L. 20/2023で廃止イタリアの大学の卒業生は最長12か月、失業者として登録できる[^29]

2025年10月2日のDPCMは、2026年の入国枠を164,850人(季節労働88,000人、非季節の従属労働76,200人、自営650人)、2027年を165,850人、2028年を166,850人、合計497,550人と定めています。[^25] 有効な許可なく外国人を雇用することは、TUI第22条第12項により犯罪で、6か月から3年の拘禁と、労働者1人につきEUR 5,000の罰金が科されます。3人を超える場合、就労年齢に達しない未成年者を雇う場合、搾取的な条件の場合は、3分の1から2分の1加重されます。[^26] 失業した場合、TUI第22条第11項により、許可を残りの有効期間かつ最低1年間、または所得補償の全期間がそれより長ければその期間、保持できます。季節労働の許可は除かれます。[^26]

EU長期居住(TUI第9条)には、有効な許可での5年の滞在、年額の*assegno sociale*以上の収入、家族に適した住居、イタリア語の試験が必要です。[^30] 市民権には引き続き10年の居住が必要です。2025年6月の国民投票での市民権に関する設問の投票率は29.85%で、定足数に達せず、現行の規則が維持されます。[^31]

日本国籍の方へ。 日本国籍の方は、シェンゲン圏に180日のうち最長90日、ビザなしで滞在できると報じられています(可能性が高い。渡航前にイタリア領事館へご確認ください)。訪問では就労の権利は得られません。日本とイタリアのワーキングホリデー協定は2022年5月2日にローマで署名され、L. 136/2025により批准されました(2025年9月27日施行)。日本の外務省は、イタリアを開始年2026年、年間上限500人、年齢は原則18〜30歳として掲載しています。[^32] 就労条件と申請手順は確認できなかったため、外務省とイタリア大使館にご確認ください。外務省は、2025年10月1日時点でイタリアの在留日本人を12,067人と集計しています。[^5]

数字で見るイタリアの外国人労働者

ISTATは2026年1月1日時点の外国人居住者を556万人(9.4%)、労働省は2025年の外国人就業者を約260万人弱(10.7%)と集計しています。[^2][^3] 世界銀行は、2024年の国際移民ストックを6,553,671人としています。[^1]

求職者にとっての意味: 応募する前にルートを決めましょう。EU域外の労働者の多くは、枠内でnulla ostaを取得してくれる雇用主か、ブルーカードのような枠外のルートが必要です。訪問者は働けません。

労働法:労働時間、休暇、解雇

契約はこれらの最低基準より有利な場合があり、CCNLがいくつかの項目を変更することもあります。

項目規則法令
通常の労働時間週40時間。CCNLにより最長1年の平均とすることが可能D.Lgs 66/2003第3条[^34]
最長労働時間残業を含め週48時間、最長4か月の平均。CCNLにより6か月または12か月に延長可能D.Lgs 66/2003第4条[^34]
残業年250時間の上限はCCNLが適用されない場合のみ。割増率はCCNLが定めるD.Lgs 66/2003第5条第3項[^34]
1日の休息24時間につき11時間D.Lgs 66/2003第7条[^34]
週の休息7日につき24時間、14日の平均D.Lgs 66/2003第9条[^34]
年次有給休暇最低4週間。発生した年に最低2週間、残りは18か月以内。退職時を除き金銭での代替は不可D.Lgs 66/2003第10条[^34]
傷病手当INPS:4日目から20日目まで平均日額賃金の50%、21日目から180日目まで66.66%。1〜3日目は、CCNLに定めがある場合のみ雇用主が支払う(報道)INPS[^35]
試用期間最長6か月(CCNLがより短く定める場合を除く)。有期契約は暦日15日につき1日、最低2日、最大15日(6か月以下の契約)または30日(6〜12か月の契約)D.Lgs 104/2022第7条、L. 203/2024第13条[^36]
解雇予告CCNLが定める。確認済みの一般的な数値は見つからなかったご自身のCCNLを確認

求職者にとっての意味: 48時間の上限と休息の規則はCCNLで延長できる平均値です。契約書だけでなくCCNLも読みましょう。

解雇、TFR、有期契約の規則

D.Lgs 23/2015に基づく不当解雇では、2015年3月7日以降に採用された人の補償金は、勤続1年あたり2か月分の賃金で、最低6か月、最大36か月です(第3条第1項)。復職は、正当事由・主観的理由の場合は主張された事実が存在しないと証明されたときに適用され、憲法裁判所の判決128/2024以降は客観的理由の場合にも適用されます。[^37] 労働に関する2025年の国民投票の設問も定足数に達しませんでした(投票率29.83%)。[^31]

民法第2120条のTFR(退職手当)は、毎年、年収を13.5で割った額が積み立てられ、どのような退職の場合にも支払われます。[^38] 有期契約は、理由を示さずに12か月まで可能です。24か月までは理由が必要で、CCNLの定める事由、企業内の契約で合意された理由(2026年12月31日までに限る)、または労働者の代替が該当します(D.Lgs 81/2015第19条)。[^39] 黙示の行為による辞職という制度もあります。CCNLの定める期間(定めがなければ15日)を超える正当な理由のない欠勤の後、雇用主が労働監督局に通知します(L. 203/2024第19条、2025年1月12日施行)。不可抗力、または連絡を妨げた雇用主側の過失を証明すれば、効力はありません。[^40]

2026年の祝日

2026年1月1日に施行されたL. 151/2025により、10月4日(アッシジの聖フランシスコの日)が国の祝日に加わりました。2026年は日曜日にあたります。[^41]

祝日2026年の日付
元日1月1日(木)
公現祭1月6日(火)
イースターマンデー4月6日(月)
解放記念日4月25日(土)
メーデー5月1日(金)
共和国記念日6月2日(火)
聖母被昇天8月15日(土)
アッシジの聖フランシスコ10月4日(日)
諸聖人の日11月1日(日)
無原罪の御宿り12月8日(火)
クリスマス12月25日(金)
聖ステファノの日12月26日(土)

イースターの日曜日は12日に含まれません。各都市には地元の守護聖人の日もあり、休みになるかどうかはCCNLと契約によるため、確認してください。2026年は、いくつかの祝日が週末にあたります。

社会保障:年金、失業給付、医療

イタリアの2026年の社会保障:従業員の年金保険料率は合計33%、NASpIは4年間で13週、出産休暇は5か月で80%
イタリアの2026年の社会保障:従業員の年金保険料率は合計33%、NASpIは4年間で13週、出産休暇は5か月で80%

INPSは、従業員の年金(IVS)の保険料率を合計33%としています。雇用主が支払い、労働者負担分を源泉徴収します。その内訳は確認できなかったため、示しません。[^42] 公的年金の支給開始年齢は2026年は67歳で、2026年予算法により、2027年1月1日から67歳1か月、2028年1月1日から67歳3か月に引き上げられると報じられています。[^46]

失業給付(NASpI)。 INPSは、離職前の4年間に失業保険料13週分の拠出を求めています。基準額までの平均月額賃金の75%に、超過分の25%を加えて支給し、6か月目(55歳以上は8か月目)から毎月3%ずつ減額されます。受給期間は、直近4年間の拠出週数の半分です。自己都合の辞職は対象外で、黙示の行為による辞職も含まれます(INPS通達154、2025年12月22日)。ただし、正当事由の場合と、出産・育児で保護される期間は除きます。[^43] 2026年の基準賃金はEUR 1,456.72、月額の上限はEUR 1,584.70と報じられています(可能性が高い。INPS通達4/2026によるが、全文は読めませんでした)。[^43] ご自身の許可の種類にどう適用されるかは、INPSに確認してください。

出産と年金の権利。 出産休暇は5か月で、賃金の80%です(D.Lgs 151/2001第16条・第22条)。[^44] 帰国する場合、外国人労働者はTUI第22条第13項により年金・社会保障の権利を保持し、法定の要件を満たせば請求できます。[^26] 医療サービスへの登録手順は確認していないため、地元の保健当局(ASL)にお尋ねください。

日伊社会保障協定。 2024年4月1日から発効しています。派遣される従業員の二重拠出を防ぎ、滞在見込みが5年以内であれば、自国の制度のみが適用されます。通算規定はないため、日本とイタリアの加入期間は合算されません。[^45]

求職者にとっての意味: NASpIは拠出に依存するため、最初の契約が短いと受給資格がない場合があり、辞職すると通常は給付が受けられなくなります。

給与にかかる税金

イタリアは、給与所得に対して、累進課税の国税であるIRPEFと、州・市町村の付加税を課します。2026年の税率は、EUR 28,000まで23%、EUR 28,001〜50,000が33%、EUR 50,000超が43%です(L. 199/2025第1条第3〜4項)。[^47]

課税対象の年間所得(EUR)IRPEF税率
28,000まで23%
28,001〜50,00033%
50,000超43%
  • 州付加税。 基本税率は1.23%で、州はさらに最大2.1ポイントを上乗せできるため、実際の税率は州によって異なります(特別自治州は別の上限に従います)。[^48]
  • 市町村付加税。 市町村は最大0.8%を課すことができ、ローマは2011年から0.9%と報じられています(可能性が高い)。この2つの付加税は、日本の住民税にもっとも近いもので、州と市町村が税率を決めます。[^49]
  • 源泉徴収。 雇用主は通常、給与から所得税を源泉徴収します。年次申告があなたにどう適用されるかは、国税庁(Agenzia delle Entrate)に確認してください。
  • Impatriati(外国からの移住者)制度(D.Lgs 209/2023第5条、2026年に有効な条文)。 所得の50%のみが課税対象で、年間EUR 600,000までです。未成年の子がいる場合は40%です。直前3課税年度に非居住者であったこと(同じ雇用主やグループに戻る場合はさらに長く)、主にイタリアで働くこと、高度な資格を持つことが必要です。移住の年に加えて4年間が対象で、4年間とどまることを約束します。[^50] D.Lgs 117/2026(新しい所得税法典)は、2027年1月1日からこれらの条文を廃止するものとされているため、2027年以降は規則が変わる可能性があります。国税庁(Agenzia delle Entrate)にご確認ください。[^50]
  • 新規居住者の定額課税。 直前10年のうち9年が非居住者だった人に、事前確認(ruling)を経て、年間EUR 300,000、家族1人につきEUR 50,000を課します(TUIR第24-bis条、2026年に有効な条文)。[^51]
  • 税務上の居住。 TUIR第2条第2項は、課税年度の大部分を基準とします。イタリアでの居住または住所、もしくは実際の滞在であり、183日のカウントだけではありません。[^51]
  • VAT(付加価値税)。 標準税率は22%で、軽減税率は10%、5%、4%です。[^52]
  • 租税条約。 日伊租税条約は1973年3月17日から発効しており、1982年1月28日の議定書があります。[^53]

求職者にとっての意味: 高い税率が適用されるのは各区分を超えた部分の所得だけですが、そこに付加税が上乗せされるため、オファーは手取りで比較しましょう。

言語と、イタリアの雇用主が履歴書に求めるもの

  • 言語。 ほとんどの雇用主はイタリア語を求めます。英語は多国籍企業、金融、テクノロジーで一般的です。どのレベルが求められるかを尋ね、履歴書は求人広告の言語で書きましょう。
  • 形式。 履歴書は短く、明確に、応募先に合わせて作りましょう。写真は法的な要件ではありません。
  • プライバシー条項。 習慣的にプライバシーの文言を加える応募者は多いですが、D.Lgs 196/2003第111-bis条は、履歴書が自発的に届いた後の最初の有効な接触の際にGDPR第13条の情報を提供すると定めており、「il consenso al trattamento dei dati personali presenti nei curricula non è dovuto」(履歴書に記載された個人データの取扱いへの同意は不要)としています。採用担当者は、この条項がない履歴書を破棄する必要はありません。[^54]
  • 公正な選考。 L. 300/1970第8条は、政治・宗教・労働組合に関する意見や、職業上の適性に無関係な事実の調査を禁じています。D.Lgs 198/2006第27条は就労機会における性差別を禁じ、D.Lgs 276/2003第10条は人材会社に同様の制限を課しています。D.Lgs 215/2003は人種・民族的出身を、D.Lgs 216/2003は宗教、信条、障害、年齢、国籍、性的指向を対象とします。[^55]
  • 資格。 CIMEAは、外国の学位を比較するイタリアのENIC-NARICセンターです。規制職種はD.Lgs 206/2007の対象で、所管の省は職種によって異なります。[^56]
  • 雇用主による届出。 民間の雇用主は、雇用開始の「entro il giorno antecedente」(前日までに)、所管の機関に届け出る必要があります(UNILAV)。[^33]
  • ガイド。 ATSに対応した履歴書の書き方と、履歴書とレジュメの違いについては海外応募における履歴書とレジュメの違いをご覧ください。

書類を共有する前に求人を確認する

  • 採用担当者や人材会社は、求職者から手数料を取ることはできません(D.Lgs 276/2003第11条)。手数料の要求は警告のサインと考えましょう。[^18]
  • 人材会社が、労働省が管理するAlboに載っているか確認しましょう。[^17]
  • オファーを承諾する前に、パスポートや身分証明書のコピーを送らないでください。
  • 企業が自社の採用ページに載せている内容と照らし合わせ、他人のために送金するよう求めるオファーは断りましょう。
  • decreto flussiの許可を売ると言う人には慎重になりましょう。nulla ostaは国のSportello Unicoを通じて手続きされ、公式の価格表は見つかりませんでした。
  • 詐欺の疑いはPolizia Postale(commissariatodips.it)に通報し、違法な労働については労働監督局に相談してください。[^57]

7日間の求職ルーティン

  1. 1日目: 2つの業種を選び、一般的なサイトと、英語または公共のチャネルから、求人広告を20件保存します。
  2. 2日目: 繰り返し出てくる職種名、スキル、イタリア語の要件を書き出します。
  3. 3日目: マスターの履歴書と、応募先に合わせた版を作ります。
  4. 4日目: アラートを設定し、SIISLを確認し、企業の採用ページを見ます。
  5. 5日目: 許可が必要なら、どのルートが合うか整理します。
  6. 6日目: 絞り込んだ応募を送ります。
  7. 7日目: 返信を振り返り、成果のあったチャネルを残します。

応募前の最終チェックリスト

  • [ ] 履歴書が分かりやすく、求人広告に合わせてある。
  • [ ] 適用されるCCNLと、広告に記載された賃金を把握している。
  • [ ] 許可が必要な場合、どのルートが合い、誰が申請するかを把握している。
  • [ ] 労働時間、休暇、試用期間、祝日を把握している。
  • [ ] 年金、NASpI、税控除を把握し、手取りで比較した。
  • [ ] 人材会社から手数料を求められていない。

FAQ

イタリアで一番良い求人サイトはどれですか?

当方の確認では、SIISL、inPA、ClicLavoro、InfoJobs、Subito Lavoro、LinkedIn Jobs、EURESが読み込めました。Indeed、Glassdoor、Bakeca、Jobrapidoは自動チェックをブロックし、確認済みのランキングは見つかりませんでした。[^7][^12]

イタリアに最低賃金はありますか?

一般的な法定最低賃金はありません。賃金は、D.L. 62/2026第7条に基づきCCNLを基準とします。たとえば、住み込みの家事労働レベルAは、2026年1月1日から月額EUR 908.10(約USD 1,018)です。[^8][^22]

イタリア語なしでイタリアで働けますか?

多国籍企業やミラノの一部の求人では英語で足りる場合もありますが、ほとんどの雇用主はイタリア語を求めます。

外国人の専門職はどの許可を申請すべきですか?

EU域外の労働者の多くは、雇用主のnulla ostaを得てdecreto flussiの枠で入国し、高度な資格を持つ労働者は枠外でEUブルーカードを利用できる場合があります。訪問者は働けません。[^25][^27]

EUブルーカードの給与基準額はいくらですか?

法律にユーロ額の定めはありません。賃金はCCNLを下回らず、ISTATの平均年間総賃金を下回らないことが必要で、2026年の確認済みの額は見つかりませんでした。[^27]

日本国籍の人は、ワーキングホリデーを使えますか?ビザなしで入国できますか?

180日のうち最長90日、ビザなしで滞在できると報じられています(可能性が高い)が、訪問者として働くことはできません。外務省は、イタリアのワーキングホリデーを開始年2026年、年間上限500人として掲載しています。[^32]

労働時間と残業の規則はどうなっていますか?

通常の労働時間は週40時間で、残業を含めた平均の上限は48時間です。残業の割増率はCCNLが定めます。[^34]

年次有給休暇と祝日は何日ありますか?

有給休暇は最低4週間、2026年の国の祝日は12日で、日曜日にあたる10月4日を含みます。[^34][^41]

外国人もイタリアで失業給付(NASpI)を受けられますか?

NASpIには、直近4年間に13週分の拠出が必要で、辞職は一般に対象外です。ご自身のケースはINPSに確認してください。[^43]

所得税と地方の付加税はどれくらいかかりますか?

IRPEFは、EUR 28,000までが23%、EUR 50,000までが33%、それを超えると43%です。州の付加税は1.23%から始まり、市町村はさらに最大0.8%を上乗せできます。[^47][^48][^49]

AIResumeの使い方

AIResumeにマスターの履歴書を1つ保存し、求人広告ごとに応募先に合わせた版を作りましょう。各広告に合わせる際は、求人票に合わせて履歴書をカスタマイズする方法のガイドをご活用ください。

AIResumeの関連ガイド

出典

[^1]: 世界銀行、World Development Indicators:イタリア(2026年10月21日閲覧)

[^2]: ISTAT、2025年人口統計指標レポート

[^3]: 労働省、労働市場における外国人に関するXVI Rapporto

[^4]: INPS、民間部門従業員に関するOsservatorio、2024年データ

[^5]: 日本の外務省、海外在留邦人数調査統計2025

[^6]: 欧州中央銀行、EUR/USDおよびEUR/JPYの参考レート(2026年10月22日)

[^7]: 労働省、市民と企業に開放されたSIISL;INPS、SIISLに関するニュース;Normattiva、D.L. 48/2023第5条;SIISL

[^8]: Normattiva、D.L. 62/2026第7条;Normattiva、D.L. 62/2026

[^9]: Normattiva、D.L. 75/2023第3条

[^10]: Normattiva、D.Lgs 165/2001第35-ter条;inPA

[^11]: 労働省、GOLプログラムに関するプレスリリース

[^12]: ClicLavoro;ラツィオ州、労働関連ページ;InfoJobs;LinkedIn Jobs;Subito Lavoro

[^13]: EURES;JobsInMilan;The Hub

[^14]: Polimi Career Service;ボッコーニ大学

[^15]: Eni、採用情報;Enel、採用情報;Generali、採用情報;Ferrero、採用情報

[^16]: Randstad;Adecco;Manpower;Gi Group;Umana;Openjobmetis;Synergie;Hays;Michael Page;Hunters Group

[^17]: 労働省、Albo nazionale delle agenzie per il lavoro

[^18]: Normattiva、D.Lgs 276/2003第11条;Normattiva、D.Lgs 276/2003第18条

[^19]: Normattiva、D.Lgs 81/2015第35条

[^20]: Normattiva、D.L. 62/2026第12条

[^21]: ラツィオ州、tirocini extracurriculari

[^22]: 労働省、2026年家事労働の賃金表

[^23]: CNEL、協約アーカイブ

[^24]: Normattiva、D.Lgs 96/2026

[^25]: 2025年10月2日のDPCM(コゼンツァ商工会議所掲載のコピー)

[^26]: Normattiva、D.Lgs 286/1998第22条

[^27]: Normattiva、D.Lgs 286/1998第27-quater条

[^28]: 在キシナウ・イタリア大使館、リモートワーカー向けビザの案内(2026年3月18日)

[^29]: Integrazione Migranti、留学から就労への転換

[^30]: Normattiva、D.Lgs 286/1998第9条

[^31]: 内務省、Eligendoアーカイブ、2025年6月8〜9日の国民投票

[^32]: 日本の外務省、ワーキング・ホリデー制度の対象国;Normattiva、L. 136/2025

[^33]: Normattiva、D.L. 510/1996第9-bis条

[^34]: Normattiva、D.Lgs 66/2003

[^35]: INPS

[^36]: Normattiva、D.Lgs 104/2022第7条;Normattiva、L. 203/2024第13条

[^37]: Normattiva、D.Lgs 23/2015第3条

[^38]: Normattiva、民法第2120条

[^39]: Normattiva、D.Lgs 81/2015第19条

[^40]: Normattiva、L. 203/2024第19条

[^41]: Normattiva、L. 151/2025

[^42]: INPS、保険料率

[^43]: INPS、NASpI;INPS、2026年1月28日の通達4

[^44]: Normattiva、D.Lgs 151/2001

[^45]: 厚生労働省、日伊社会保障協定

[^46]: INPS(2026年予算法L. 199/2025による年金支給開始年齢。報道)

[^47]: 国税庁(Agenzia delle Entrate)、IRPEFの税率;経済財務省、2026年予算法

[^48]: 財務局、IRPEFの州付加税

[^49]: 財務局、IRPEFの市町村付加税

[^50]: Normattiva、D.Lgs 209/2023第5条;Normattiva、D.Lgs 117/2026

[^51]: Normattiva、TUIR(DPR 917/1986)第24-bis条および第2条

[^52]: 国税庁(Agenzia delle Entrate)、VAT税率

[^53]: 財務省、租税条約等の一覧

[^54]: Normattiva、D.Lgs 196/2003第111-bis条

[^55]: Normattiva、L. 300/1970第8条;Normattiva、D.Lgs 198/2006第27条;Normattiva、D.Lgs 276/2003第10条

[^56]: CIMEA;Normattiva、D.Lgs 206/2007第1条

[^57]: Polizia Postale、commissariatodips.it;労働監督局(Ispettorato Nazionale del Lavoro)